SONY PlayStation3/250GB(CECH-4000B)
これまで発売された中でもっともコンパクトで軽い仕様になっています。また今までのモデルの光学ディスクドライブがスロットローディングだったのに対して、4000シリーズはトップローディング仕様になっているのも特徴です。
難易度基準は全体的にはふつう程度ですが、上部のカバー外しが難しいため「ややむずかしい」の評価にしました。
1.HDDを外す(1)
本体のケーブルを全て外し、BDドライブから光学メディア(専用ソフト,BD,DVDなど)も取り出して置きます。
まずはHDDを外します。
SONYのページにガイドされている通り、HDDが隠されているカバー(BDドライブ側)を矢印方向にずらし、カバーを外します。指などで矢印方向(本体奥)側にずらしますが、かなりきつく入っている印象がありましたのでじっくり何度もずらしましょう。
※下部の小さい写真が有る場合、カーソルを合わせる(またはクリックする)と左側に大きい写真が表示されます。
2.HDDを外す(2)
HDDマウンタを固定している青いネジ(ネジの種類+1/長さ8mm)を外し、箇所を指で掴んでHDDを引っ張り出すようにして外します。
また、HDD周りの黒いネジ(ネジの種類T8H/長さ9.8mm)も外します。こちらはいじり止め付きトルクスネジ対応ドライバーが必要です。
3.底面のネジを外す
底面のゴム脚と封印シール(保証シール)を外し、隠れているネジ(ネジの種類+1/長さ36mm)を外します。
ゴム脚は金属製のヘラなどをゴム脚の脇に充て、起こすようにしてはずします。箇所の脚にはネジがありませんので外す必要ありません。
封印シール(保証シール)を外すとメーカーのサポートは一切受けられなくなりますのでその点を理解した上で剥がして下さい。
4.上部カバーを外す(1)
上部手前のカバーを外します。かなり難しいので慎重に行って下さい。
矢印1.の箇所付近を指で掴んで垂直に5mmほど持ち上げ、次に2.箇所付近を片手で持ち上げつつ2.矢印箇所にヘラなどを差し込んでヘラを動かし2.箇所のツメを外します。同様にして3.の箇所もツメを外します。
2.と3.のツメが外れた(少し浮いたような感じになった)ら、1.箇所を持ち上げ(1.矢印付近の下に付いている突起が引っ掛からない程度に持ち上げ)ながら4.の矢印方向にカバーをスライドして外します。
箇所にもツメがありますが、これはカバーをスライドすると外れます。ヘラで外そうするとツメが折れます。
ツメ位置は写真2枚目を参考にして下さい。
5.上部カバーを外す(2)
上部奥のカバーを外します。
箇所にあるツメでカバーが固定されていますので、写真2枚目の本体上ケース側のツメをヘラなどで矢印方向にずらしながら、写真1枚目の方向にカバーをずらして外します。
6.上部カバーを外す(3)
本体上ケースを固定しているネジを外し、ケースを手で押さえて手前に起こすようにして外します。
ケースを固定しているネジは以下の通りです。
ネジの種類+1/長さ21mm
ネジの種類T8H/長さ9.8mm
この記事に関係がある工具と部品のリストです。リンクをクリックするとAmazonでお買い物が可能です。
スピードマックス+ PS3 ブルーレイレーザーレンズ KES-850A
CECH-4000系対応のピックアップレンズ部品…だそうです。保証付きの純正部品などではありませんので動くも動かないも自己責任でお願いします。
アネックス(ANEX) スーパーフィット 精密ヘクスローブドライバー T8×30 No.3545
いじり防止ネジ対応のT8Hドライバ。日本製です。4000系のPS3分解に必須です。
アネックス(ANEX) スーパーフィット 差替ヘクスローブドライバービット 精密 両頭 3本組セット ケース付 No.3602
他にもトルクスドライバーを使う予定があるならT3~T8Hまで対応のこちらのセットもお薦めです。撮影ではこちらを使用しています。こちらも日本製。
アネックス(ANEX) スーパーフィット 精密ドライバー +1×100 No.3514
ANEXの+1精密ドライバー。お持ちで無ければ是非。筆者愛用品です。もちろん日本製です。+0などもあります。
iSesamo【iPhone/iPod/iPad対応修理工具】分解工房オリジナルロゴ版
最薄部0.3mmのステンレス製作業用ヘラです。分解工房ロゴ入りのオリジナルモデルです。隙間にねじ込んだり起こしたりケーブルを剥がしたり地味に便利な逸品。定番のヘラセット(約0.5mm)よりも薄いです。
静電気防止用の手袋。基板を直接触る時や乾燥した時期の作業に一つあると安心ですね。Mサイズもあります。
こんな記事も読まれています