分解工房

WesternDigital WD BLUE/WD10EALS

HDD分解廃棄方法/全1ページ8工程
難易度:ややかんたん
WesternDigital(WD)社の3.5インチサイズ・デスクトップ向けHDD、WD BLUEシリーズWD10EALSの分解廃棄方法です。データが記録されているプラッターを取りだす箇所までの手順を取り扱います。手順は生産時期や型番・容量によって異なる場合があります。
廃棄時は各自治体等の指定に従って処分して下さい。プラッタを物理破壊する場合は必ず保護眼鏡や手袋などの保護具を使いましょう。
分解は簡単ですが、普段使わないトルクスドライバーが必要です。

一度でも開封したHDDは通常の方法では再使用は不可能となりますのでその点を理解した上、自己責任にて分解を行って下さい。

 

1 page

 


WD BLUE分解1蓋を取り外す(1)

1.蓋を取り外す(1)

HDD蓋のネジ(ネジの種類:T9)を外します。黒いシールで覆われているものはシールを外し、箇所はラベル下に隠れていますのでその箇所をカッターなどで切り、ネジを露出させて外します。

※下部の小さい写真が有る場合、カーソルを合わせる(またはクリックする)と左側に大きい写真が表示されます。

WD BLUE分解2蓋を取り外す(2)

2.蓋を取り外す(2)

全てのネジが外れたら蓋を取り外します。手で取れないときは蓋と本体部の間にヘラやマイナスドライバーなどを使うと簡単に外せます。

WD BLUE分解3ヘッド周りの部品を外す(1)

3.ヘッド周りの部品を外す(1)

プラッタの取り外し時に邪魔になるヘッドとその周りの部品を外します。
ヘッドアーム部品の横にあるピンをピンセットなどで抜きます。するとヘッドアーム部品がプラッタと重ならない場所まで動くようになります。

WD BLUE分解4ヘッド周りの部品を外す(2)

4.ヘッド周りの部品を外す(2)

ランプという名称の部品を固定しているネジ(ネジの種類:T7)を外し、ランプ部品を取り外します。

WD BLUE分解5プラッタを外す(1)

5.プラッタを外す(1)

プラッタ固定部品を固定しているネジ(ネジの種類:T7)を外します。プラッタが回ってしまいますので指などで抑えながらネジを廻します。

WD BLUE分解6プラッタを外す(2)

6.プラッタを外す(2)

プラッタのスペーサー部品を固定しているネジ(ネジの種類:T9)を外し、スペーサーやプラッタ上の固定部品を手で持って外します。

WD BLUE分解7プラッタを外す(3)

7.プラッタを外す(3)

プラッタ上の固定部品が外れるとプラッタが取れるようになりますので、指などで両端を抑えて軸から垂直に持ち上げて外します。プラッタ間に挟まっているスペーサーがある場合はこちらも垂直に持ち上げて外します。

WD BLUE分解8取り外し完了

8.取り外し完了

これでプラッタの取り外しが完了です。取り外したプラッタは金槌やドリルなどで破壊するとより安全にデータの廃棄が可能です。ただし破壊時は保護具などを装着した上で十分注意して行って下さい。(破片が飛び散ります)

 


 

1 page

 

  工具&部品リスト 

この記事に関係がある工具と部品のリストです。リンクをクリックするとAmazonでお買い物が可能です。

アネックス(ANEX) T型ヘクスローブドライバー T9×60 No.6300

この型のHDDケース外しに必須のT9ドライバ。丈夫で使い易い日本製です。

アネックス(ANEX) T型ヘクスローブドライバー T7×50 No.6300

こちらも必須のT7ドライバ。丈夫で使い易い日本製です。

アネックス(ANEX) スーパーフィット 差替ヘクスローブドライバービット 精密 両頭 3本組セット ケース付 No.3602

他にもトルクスドライバーを使う予定があるならT7単品の替わりにT3~T8Hまで対応のこちらのセットもお薦めです。2.5インチHDDで良く使います。こちらも日本製。

ミネシマ ヘラセット

ホビー用のヘラ?とお思いでしょうがノートパソコンなどの分解が驚くほど捗る逸品です。一度使えば無くてはならないアイテムに。

TRUSCO 静電気対策用手袋L(ノンコート)

静電気防止用の手袋。基板を直接触る時や乾燥した時期の作業に一つあると安心ですね。Mサイズもあります。

ビジョンベルデ 保護めがね 軽量 可動式ソフト鼻パッド 両面ハードコート MP821

保護めがねです。プラッタ破壊時は破片が飛び散りがちですので有った方が良いですね。

 こんな記事も読まれています


 ページトップへ戻る