分解工房

Apple iPhoneSE

バッテリー交換修理/全2ページ11工程
難易度:ふつう
2016年の春に発売されたiPhone5系統と同じサイズのiPhoneです。
見た目も似ていますが、部品の配置などもiPhone5sと極めて近くなっています。 Youtubeにて動画版も配信中です。取付についてもご覧頂けます。

 

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iPhoneSE分解1Lightningコネクタ両側のネジを外す

1.Lightningコネクタ両側のネジを外す

本体上部のスリープボタンを長押して電源オフボタンを呼び出し、電源をオフにします。
通電していない事を確認したら、標準付属のSIM抜き工具を使い右側面のSIMスロットからSIMを取り外します。

本体下部Lightningコネクタの両側に付いているネジを外します。ペンタローブ(星形)という特殊形状のネジのため専用のドライバが必要です。

※下部の小さい写真が有る場合、カーソルを合わせる(またはクリックする)と左側に大きい写真が表示されます。

iPhoneSE分解2フロントパネルを開く(1/吸盤使用)

2.フロントパネルを開く(1/吸盤使用)

吸盤をフロントパネルのホームボタン側につけてゆっくりと引っ張りフロントパネルを開きます。イヤースピーカー側から引っ張ると内部の液晶画面などの接続ケーブルを切断する恐れがありますので注意しましょう。
フロントパネルはかなりしっかり填っている場合があるので慎重に何度も引っ張ります。

少し隙間が出来たら箇所にヘラなど薄くて固いものを差し込んで開きます。金属製ヘラはフレームに傷を付ける場合があるので慎重に使いましょう。
勢い良く開くと写真4枚目箇所、指紋センサーケーブルを切断する恐れがあるので注意!

iPhoneSE分解2フロントパネルを開く(S)

2.フロントパネルを開く(iSclack使用)

iPhoneオープニングツールのiSclackを使った場合の説明です。弊社amazon店にて取扱中です。普通の吸盤の場合は上項目です。
iSclackをホームボタン上部に取り付け(方向間違いに注意)、レバーに力を入れて握ります。空いた手をイヤスピーカー付近に添えて置くとやりやすいです。
フロントパネルが外れたら吸盤部分を外します。
箇所、指紋センサーケーブルは写真の位置に吸盤がある場合は切れない幅しか開きません。写真位置とあまりズレていると切断の危険性があります。

フロントパネルのガラスが割れている場合はiSclackに付属している画面用シートを貼って外します。

iPhoneSE分解3フロントパネルを開く(2)

3.フロントパネルを開く(2)

指紋センサーケーブルを外します。

箇所にケーブルのコネクタがありますが、その上に保護金具がついてるので 方向からヘラなどを差し込み、金具を起こすようにして外します。

金具が外れたらコネクタも同様に起こすようにして外します。

iPhoneSE分解4バッテリーコネクタ固定板を外す

4.バッテリーコネクタ固定板を外す

ロジックボードとバッテリーを接続しているコネクタ固定板のネジ(長さ1.6mm/頭の径1.9mm)を外して板を取り外します。

iPhoneSE分解5バッテリーケーブルを外す

5.バッテリーケーブルを外す

バッテリーケーブルのコネクタをヘラなどで起こして取り外します。
コネクタ右横には極小の部品があり破壊の可能性がありますので、可能で有れば
コネクタが外れたら写真3枚目の様にテープなどでコネクタが接触しない様にしておくとバッテリー誤接続での事故の防止になります。


 

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  工具&部品リスト 

この記事に関係がある工具と部品のリストです。リンクをクリックするとAmazonでお買い物が可能です。

DIGIFORCE iPhone SE 交換 用 PSE バッテリー LPB-DIGISE 1624mAh/3.82V

iPhoneSEの交換用バッテリーです。テープ付きなのが助かりますね。

Anker PowerCore 13000 (13000mAh 2ポート 大容量 モバイルバッテリー パナソニックセル搭載) iPhone / iPad / Xperia / 新しいMacBook / Android各種他対応 コンパクトサイズ 【PowerIQ & VoltageBoost搭載】 ブラック

持ち歩ける充電器、モバイルバッテリーです。大容量モデルで旅行やお仕事、冒険からフェス、モンスターゲットのお供に。iPhoneSEなら8回フル充電出来る(はずの)容量です。中身はPanasonic製セル使用とのことで品質も良い感じかと。

パナソニック モバイルバッテリー 5,800mAh USBモバイル電源 ホワイト QE-QL202-W

こちらもモバイルバッテリー。やっぱり安心のPanasonic純正だよなあ、という向きに。iPhone5Sだと3回はフル充電可能な数値です。

分解工房 特殊精密ドライバー ペンタローブ0.9mm 5溝

iPhone4~8/Xまで利用出来るペンタローブドライバです。当サイト別注品。もちろん信頼の日本製です。他に市場に出回っている中国製のヤツとは品質が断然違います。これが無いと開きません。

アネックス(ANEX) スーパーフィット 精密ドライバー +00×75 No.3511

No.00のプラスドライバーです。軸径1.8mmと細めになっています。細かい作業に重宝します。

iSclack【iPhone5~X対応オープニングツール】分解工房オリジナルロゴ版

吸盤とてこの原理を利用してiPhoneやiPadなどのフロントパネルを簡単&安全に開ける工具です。イタリアのメーカーに依頼した当サイト特注のロゴ入りモデルです。割れたiPhoneなどを外しやすくするシール付属。値段は高いですが楽々作業をしたい、またiPadなど外しにくい機種で作業する方に。ケーブルを切りやすいiPhone5sや全周シール仕様のiPhone6s以降の機種に特にお薦めです。ガラス割れ時は付属のシート、若しくは別売りの分解補助シートをお使い下さい。

iHold EVO【iPhone/iPod/iPad対応修理工具】分解工房オリジナルロゴ版

Lightning端子を搭載したiPhone(5以降)を自由な角度で支えることが出来る専用ツールです。横開きのままFPCを外さなければならない7以降の固定、5sやSEのホームボタンの付け外し、他にもL字型での固定など想像以上に作業の自由度が上がります。言葉で説明するよりも写真を見て頂くのが早いと思いますので商品説明ページの写真を見て、使えそうでしたらどうぞ。数をこなす修理屋さんなどにお薦めします。

iSesamo【iPhone/iPod/iPad対応修理工具】分解工房オリジナルロゴ版

最薄部0.3mmのステンレス製作業用ヘラです。分解工房ロゴ入りのオリジナルモデルです。隙間にねじ込んだり起こしたりケーブルを剥がしたり地味に便利な逸品。定番のヘラセット(約0.5mm)よりも薄いです。

PC/Mac/携帯等修理用ツール Spudger

Appleのサービスマニュアルでは「Blackstick」という名前にて使用されている工具。静電気を帯電しにくいナイロン製で適度な硬さ、更に両端の片方はヘラ状、もう片方は尖っていてノートや携帯の分解にとにかく便利。こちらはmade in USAのものです。類似品があまりにも多くどれを選んだら良いかわからない、という声にお答えして分解工房公式店でも取扱を始めました。下の緑色のボタンからどうぞ。もちろん記事などで使われている本物です。

ミネシマ ヘラセット (TM-3)

ホビー用のヘラ?とお思いでしょうがノートパソコンなどの分解が驚くほど捗る逸品です。一度使えば無くてはならないアイテムに。

スリーアキシス(three axis) バキュームリフターミニ2個組 最大耐荷重2kg 15901

お手軽価格の超強力吸盤です。普通の吸盤で開かないときにどうぞ。強すぎてケーブルごと切る可能性すらあるので取扱注意。

エンジニア ESDピンセット PTZ-43

「静電気の帯電にデリケートな電子部品、プラスチックの取り扱いに最適。」との事でiPhoneの作業で大活躍。但し、力を入れすぎるとポキッと折れますのでご注意を。先端のスペアも売ってます。

アネックス(ANEX) マグキャッチ No.400

各種ドライバーに着磁(磁力を着けてネジをくっつける)、脱磁(磁力を外す)が出来る便利アイテム。細かいネジの取付に重宝します。

TRUSCO 静電気対策用手袋L(ノンコート)

静電気防止用の手袋。基板を直接触る時や乾燥した時期の作業に一つあると安心ですね。Mサイズもあります。

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