SONY Xperia Z3(SOL26)
難易度基準ですが、手順にややこしさはありませんが強粘着テープを何度も剥がすという手間と割れる危険性から難しめの評価となっています。テープ剥がしに時間が掛かりますので気長に作業をして下さい。慣れていないと取り外しまでに1時間くらいは掛かるのでは無いでしょうか。
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1.バックパネルを外す(1)
本体の電源を落とし、本体の背面が見える様にして作業しやすい台の上などに置きます。
まずはバックパネルを外します。
バックパネルの箇所に両面テープが貼られて固定されていますのでこれをヘラなどで剥がしながら持ち上げて外します。吸盤やiSclack(両面に吸盤が付いた専用工具)などで箇所に隙間を作りヘラなどを差し込みの矢印方向に少しずつ剥がしていきます。剥がすときには写真2枚目の様にヒートガンやドライヤーで本体を少しずつ加熱してテープの糊が剥がれやすいようにしながら作業すると良いでしょう。
※下部の小さい写真が有る場合、カーソルを合わせる(またはクリックする)と左側に大きい写真が表示されます。
2.バックパネルを外す(2)
引き続きバックパネルを剥が時の写真と解説です。iSclackの場合は前後両方のパネルに吸盤をセットしてバックパネルと外側のフレーム間に隙間を、吸盤の場合はバックパネルを引っ張って隙間を作り、ヘラが差し込めるくらいの隙間が出来たらヘラを挟み少しずつ剥がして行くようにします。一気にやろうとせず時間を掛けて、またドライヤーなどで加熱しつつ丁寧に剥がすのが良いでしょう。ここでは作業にiSesamoという0.3mm厚の金属製ヘラを使用してます。それでも隙間に入らない場合は少し強めに差し込むか、またはもっと薄いものを用意するなどしましょう。
3.バックパネルを外す(3)
更にバックパネルを外します。写真1枚目にあるように開いたところにピックなどを挟み、開いた状態を維持しましょう。バックパネルのフレームを少しずつ左右に(作業工程1の方向に)開いていきます。なおバッテリー用ケーブルが本体側とパネル側で接続されているため完全には開きませんので注意しましょう。
4.バックパネルを外す(4)
引き続きヘラで周囲の両面テープを剥がします。最終的にぐるっと一周すればテープ剥がしが完了です。
なおバッテリーが本体では無くパネル側に固定されているのであまりヘラを奥まで入れすぎない様に気をつけます。また、前項の通り接続ケーブルがあるためパネルは現時点では完全には取れません。写真4枚目くらいまで開けば大丈夫です。
バッテリーがパネル側に固定されていないものも有るようです。その場合はパネルだけを取って次項目に従ってバッテリーケーブルを外しましょう。
5.バックパネルを外す(5)
本体側の箇所にマザーボードとバッテリーを接続しているコネクタがあるので外します。
写真2,3枚目の様に細長いヘラなどを差し込んで本体側からパネル側にヘラを押すようにするとコネクタからバッテリー用のケーブルが外れてパネルが取り外せます。パネルとバッテリーが貼り付いていない状態ですと写真4枚目のようになっています。
取付時は先に本体側にバッテリーを装着し、その後パネルとバッテリーを両面テープなどで固定すると作業がし易いでしょう。
6.バッテリーを外す
パネルとバッテリーは箇所にマ両面テープが貼られて固定されています。
ヘラなどで根気よくゆっくり剥がして行きます。写真4枚目にある透明のテープと白いテープが重なっている2層構造になってるのでパネルと白いテープを派がす、またはバッテリーと透明テープを剥がす、のどちらかに決め、それを意識して少し隙間が出来たら確認しつつ作業すると良いでしょう。
全て剥がれればパネルとバッテリーが分離して取り外しは完了です。お疲れ様でした!
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この記事に関係がある工具と部品のリストです。リンクをクリックするとAmazonでお買い物が可能です。
Deepro Xperia Z3 LIS1558ERPC ( SO-01G / SOL26 / 401SO ) 3.8V 3100mAh 交換工具セット付き
Xperia Z3用の交換用バッテリー。工具もなんだかいっぱい付いてきます。貼り直し用のテープが付属しているので嬉しいところ。バッテリー自体は色々あるのでお好きなものをどうぞ。
iSclack【iPhone5~X対応オープニングツール】分解工房オリジナルロゴ版
吸盤とてこの原理を利用してiPhoneやiPadなどのフロントパネルを簡単&安全に開ける工具です。イタリアのメーカーに依頼した当サイト特注のロゴ入りモデルです。割れたiPhoneなどを外しやすくするシール付属。値段は高いですが楽々作業をしたい、またiPadなど外しにくい機種で作業する方に。ケーブルを切りやすいiPhone5sや全周シール仕様のiPhone6s以降の機種に特にお薦めです。ガラス割れ時は付属のシート、若しくは別売りの分解補助シートをお使い下さい。
ガラス割れを起こしたiPhoneはiSclackや吸盤を付けても空気が抜けてしまい引っ張れない事が良く有ります。そこでガラス割れを起こしたiPhoneに貼り付けて開封を補助するシートを作りました。ガラスが割れていて交換時に心配、実際に吸盤などが付かなかった時に。ハサミで切って使えるユニバーサルサイズで5系~6/7/8Plusサイズまで対応。日栄化工さんの高品質シートを採用しています。貼ってある保護フィルムなどは剥がしてからお使い下さい。iSclackの付属シート代わりにも使えます。
スリーアキシス(three axis) バキュームリフターミニ2個組 最大耐荷重2kg 15901
お手軽価格の超強力吸盤です。普通の吸盤で開かないときにどうぞ。強すぎてケーブルごと切る可能性すらあるので取扱注意。
Fender ピック×10枚 ティアドロップ MEDIUM-WHT
ピックです。ギターなどの演奏に。分解時の隙間の確保や作業補助にも便利です。
iSesamo【iPhone/iPod/iPad対応修理工具】分解工房オリジナルロゴ版
最薄部0.3mmのステンレス製作業用ヘラです。分解工房ロゴ入りのオリジナルモデルです。隙間にねじ込んだり起こしたりケーブルを剥がしたり地味に便利な逸品。定番のヘラセット(約0.5mm)よりも薄いです。
iFlex【iPhone/iPod/iPad対応修理工具】分解工房オリジナルロゴ版
0.3mmの薄さと硬さを両立し、分解工房版も好評なiSesamoの進化版として登場したiFlexです。薄さなんと0.15mmのステンレス製で、iSesamoでも入らなかった隙間にするする入ります。iSesamoより軟らかく、部品への攻撃性が少ないのが特徴。iSesamo程の硬さは無いので役割に応じて使い分けて下さい。全周シールでヘラを入れにくい6s以降のiPhone、ネジではなくツメなどできっちりと固定されているノートPCの開封時などにかなり便利です。
Appleのサービスマニュアルでは「Blackstick」という名前にて使用されている工具。静電気を帯電しにくいナイロン製で適度な硬さ、更に両端の片方はヘラ状、もう片方は尖っていてノートや携帯の分解にとにかく便利。こちらはmade in USAのものです。類似品があまりにも多くどれを選んだら良いかわからない、という声にお答えして分解工房公式店でも取扱を始めました。下の緑色のボタンからどうぞ。もちろん記事などで使われている本物です。
写真でも登場しているヒートガンです。今回の分解では[I]弱風側のスイッチで温度メーターは半分くらいで使用しています。ドライヤーより気持ち強めくらいの設定ですね。頻繁に使うかなという方向け。
静電気防止用の手袋。基板を直接触る時や乾燥した時期の作業に一つあると安心ですね。Mサイズもあります。
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