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CPUグリスの塗り替え方法(主にノートPC向け)

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難易度:かんたん
一般的なノートPCのCPU(やGPU/APUなど)でのグリスの塗り替え方法についての解説です。
写真はMacBookPro(Late2013/15inch Retina)を使用しております。こちらのものですと写真左がCPU、右がGPUです。特に他のノートPCであっても問題無く読めると思いますので参考にして下さい。

 

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CPUグリス塗り替え1

CPUグリス塗り替え その1

グリスの塗り替えに必要なものを用意します。
ここでは塗り替えるグリスとグリスを伸ばして塗るためのヘラ、グリスを落とすために使う無水エタノールと綿棒を用意しました。必要に応じてグリスを拭き取る布やグリス除去剤などを用意しても良いでしょう。

※下部に小さい写真が有る場合、カーソルを合わせる(またはクリックする)と左側に大きい写真が表示されます。

 

CPUグリス塗り替え2

CPUグリス塗り替え その2

綿棒(や布)にエタノールを軽く染み込ませ、CPUのダイ部分(鏡状の箇所)からグリスを拭き取ります。
全て拭き取るのが理想ですが、この機種ではマザーボード(ロジックボード)からCPUが外れず、拭き取りにくいのでダイの横に流れているグリスはそのままにしています。おおよそ拭き取って4枚目の状態になったらOKにしました。

綿棒にエタノールを染み込ませる場合ですが、私はエタノールのボトルに未使用の綿棒の先を少しだけ浸して使います。勿論一度でも使った綿棒は浸しません。布が必要な場合は、少しだけ布にエタノールを垂らして使います。CPUに直接エタノールを垂らすのはやめましょう。

CPUグリス塗り替え3

CPUグリス塗り替え その3

ヒートシンク側にもグリスは残っていますので同様にエタノールを使って除去します。CPU程神経質に扱わなくても大丈夫なので布などで一気に拭き取ってもOKです。グリスが固着してる場合はヘラなどで削るように落としても良いでしょう(ただしヒートシンク側に跡が残ることがあります)

CPUグリス塗り替え4

CPUグリス塗り替え その4

新しいグリスをCPUのダイ側に塗ります。量はグリスのパッケージに指示されていると思いますのでそれに従います。写真のAS05の場合は生米1粒くらい(ダイが小さい場合は0.5粒)を落とし、ヘラで薄く塗り広げます。写真3枚目の様に薄く全体的に広がっていれば大丈夫です。慣れないと心配で多めにグリスを塗りがちですが、指示量を守っていれば大丈夫ですのであまり量を出さないようにしましょう。

CPUグリス塗り替え5

CPUグリス塗り替え その5

塗り終わったら元々固定してあった様にヒートシンクを設置してしっかり固定すれば塗り替え完了です。お疲れ様でした。
心配な場合はPC上で温度監視ソフトを使用して温度が上がりすぎないか確認しましょう。

※ありがちなミスとして固定時に冷却FANのコネクタ接続忘れがあります。正常に排熱が出来ず危険ですのでしっかり確認しましょう。

 


 

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  工具&部品リスト 

この記事に関係がある工具と部品のリストです。リンクをクリックするとAmazonでお買い物が可能です。

AINEX シルバーグリス [AS05]

写真にも出ている定番のCPUグリスです。よく冷えて使い易いです。

アイネックス シリコングリス用ヘラ 乳白色(半透明) GH-01

こちらも写真で登場のヘラです。使用感は普通…です。

無水エタノールP 500ml

またまた写真で思いっきり登場している無水エタノールです。無水エタノールでOK、専用品を使った方が良いよ、他が良いよ、など諸説あるようですが私は長らくこのボトルの無水エタノールを使い続けています。特に問題も無く量もたっぷり。

CARELAGE(ケアレージュ) 抗菌ふつう綿棒 200本2個組

ごく普通の綿棒です。ご家庭の普通の綿棒でOKです。逆に高級なふわっとしたものなどより作業には使い易いかと思います。

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