7.ABXYボタン側基板を外す(1)
CPU基板とABXYボタン側基板を接続しているフラットケーブルを外します。
ヘラやピックなど薄い工具を使用してCPU基板側の接続コネクタのラッチを矢印方向から垂直に押し上げるようにして開き、コネクタからケーブルを引き抜きます。写真1,2枚目はラッチが閉じている状態、3,4枚目がラッチが開いている(ケーブルが外せる)状態です。
8.ABXYボタン側基板を外す(2)
ABXYボタン側基板を固定しているネジを外し、Cスティックを写真2枚目方向からヘラなどを引っ掛けて軽く持ち上げて外します。
ネジの種類
ネジの種類+00/長さ2.2mm
ネジの種類+00/長さ2.5mm
9.ABXYボタンを外す
ABXYボタンなどを外します。基板が無い状態では特に固定されていませんので持ち上げれば簡単に外れます。
外さなくても作業は可能ですが、途中で勝手に外れると思いますので全て外すか養生テープなどで仮固定しておくなどの処理をしておく事をお薦めします。
取付時はABXYそれぞれのボタンは微妙に形が違うので正しい箇所にしか填まりません。START,SELECTは入る形なら特に問題有りません。
10.スライドパッドを外す(1)
スライドパッドを固定しているネジ(+00/長さ7.8mm)を外し、スライドパッドを4枚目の状態になるように起こします。CPU基板とフラットケーブルで繋がっているので無理矢理引っ張らず軽く持ち上げて置いて下さい。スライドパッドと外装部(操作部分)がくっついているので引っ張るときに少し抵抗がありますがヘラなどで起こす様にすれば問題無く外れます。
11.スライドパッドを外す(2)
CPU基板とスライドパッドを接続しているコネクタのラッチを矢印方向から垂直に押し上げるようにして開き、開いたらスライドパッドを持って外します。写真1枚目がラッチが閉じている状態、2枚目がラッチが開いている(ケーブルが外せる)状態です。
この記事に関係がある工具と部品のリストです。リンクをクリックするとAmazonでお買い物が可能です。
東レインターナショナル TVトレシー クリーニングクロス Mサイズ ZK2540-TVTI
画面を外す時に使うクロスです。特に指定は無いのですが、折角なので定番のトレシーでいかがでしょう。作業用にちょっと大きめサイズ。小さいやつもあります。
iFlex【iPhone/iPod/iPad対応修理工具】分解工房オリジナルロゴ版
0.3mmの薄さと硬さを両立し、分解工房版も好評なiSesamoの進化版として登場したiFlexです。薄さなんと0.15mmのステンレス製で、iSesamoでも入らなかった隙間にするする入ります。iSesamoより軟らかく、部品への攻撃性が少ないのが特徴。iSesamo程の硬さは無いので役割に応じて使い分けて下さい。全周シールでヘラを入れにくい6s以降のiPhone、ネジではなくツメなどできっちりと固定されているノートPCの開封時などにかなり便利です。
Fender ピック×10枚 ティアドロップ MEDIUM-WHT
ピックです。ギターなどの演奏に。有ると色々役立ちます。
撮影にも使用しているKFIの医療用ピンセットです。使いやすいピンセットをお探しなら是非。イチオシです。
Appleのサービスマニュアルでは「Blackstick」という名前にて使用されている工具。静電気を帯電しにくいナイロン製で適度な硬さ、更に両端の片方はヘラ状、もう片方は尖っていてノートや携帯の分解にとにかく便利。こちらはmade in USAのものです。類似品があまりにも多くどれを選んだら良いかわからない、という声にお答えして分解工房公式店でも取扱を始めました。下の緑色のボタンからどうぞ。もちろん記事などで使われている本物です。
「静電気の帯電にデリケートな電子部品、プラスチックの取り扱いに最適。」との事でiPhoneの作業で大活躍。但し、力を入れすぎるとポキッと折れますのでご注意を。先端のスペアも売ってます。
静電気防止用の手袋。基板を直接触る時や乾燥した時期の作業に一つあると安心ですね。Mサイズもあります。
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