5.液晶パネルを持ち上げる
液晶パネルを上から斜めに起こし、作業が出来る様にします。
箇所を両手親指で引っ掛けて液晶パネルを起こしていきます。
一気に起こすと液晶パネルに接続されているコネクタやケーブルを破損しますので、まずは慎重に10cmくらい起こします。液晶裏右上箇所にあるケーブルが伸びきらない様に注意します。
6.各種ケーブルを外す(1)
ロジックボードから液晶パネルに接続されているケーブルを外します。
ここから暫くは液晶パネルとロジックボードの中に出来た空間での作業となります。
箇所のケーブルを取り外します。
指でケーブルの根元を掴んで慎重に引き抜くか、先の細い工具で両端を引っ掛けるなどして取り外します。
7.各種ケーブルを外す(2)
ロジックボード上の液晶パネル用信号ケーブルのコネクタを外します
コネクタの先、シート状になっている持ち手を掴んで方向に引っ張って外します。
取り付け時は逆に方向にケーブルを挿入してコネクタに装着します。
次項目に同様の仕組みとなっているMacBookAirでの同作業の写真を用意していますので参考にして下さい。
8.各種ケーブルを外す(3)
iMacでは見づらいのでMBAでの同様のコネクタの取り外し例です。
まずコネクタの持ち手を起こします。
写真ではヘラを使っていますがiMac用のものは指で掴みやすい形状なので指で掴みます。
ケーブルを挿入する場合、持ち手の金具部分がコネクタの周りに一致する形状となっていますので、コネクタがしっかり入っていれば金具部分はコネクタと完全に並行になります。指で押しても並行になっていない場合はしっかりと入っていないと判断して下さい。
10.各種ケーブルを外す(5)
HDD温度計測用のケーブルをコネクタから外します。
ケーブルのコネクタ側、根元部分を持ってゆっくりと外します。
取り付け時は普通に取り付けをすれば良いですが(金属部分が見える方が上(液晶パネル)側です)、コネクタが正常に繋がれていてもHDDの温度を検知しない場合があります(HDDの仕様により)のでご留意下さい。
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東芝製SSDです。500GBモデルも随分価格が下がりました。高速・無音・低発熱と良いこと尽くめ。
SSDをiMacに使うためのマウンタ…では無いですが、数少ないiMacで使える?マウンタという報告がある一品です。確かに写真の形状であればマウント可能です。
Seagateの交換用HDD。ごく普通の7200回転のPC用HDDです。
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これもまた普通の交換用HDD。WesternDigitalが入っていた方向け。2TB以上の場合はWD Blackになります。ちょい高です。
東芝 3.5インチHDD 2TB デスクトップモデル MD03ACA200BOX
交換用HDD。日立(HGST)の場合はどうするの?って場合は東芝にすればそっくりなHDDが手に入ります。大人の事情ってヤツですね。
アネックス(ANEX) ヘクスローブドライバーT型 T10×80 No.6300
Macintoshではお馴染みのヘクスローブドライバ(トルクスドライバ)です。こちらはT10。これが無いとどうにもなりません。
アネックス(ANEX) ヘクスローブドライバーT型 T8×60 No.6300
同じくヘクスローブドライバ(トルクスドライバ)です。こちらはT8。本体はT10なのにHDD周りのみT8という悩ましい仕様なのでこちらも必須です。
Appleのサービスマニュアルでは「Blackstick」という名前にて使用されている工具。静電気を帯電しにくいナイロン製で適度な硬さ、更に両端の片方はヘラ状、もう片方は尖っていてノートや携帯の分解にとにかく便利。こちらはmade in USAのものです。類似品があまりにも多くどれを選んだら良いかわからない、という声にお答えして分解工房公式店でも取扱を始めました。下の緑色のボタンからどうぞ。もちろん記事などで使われている本物です。
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