13.トップケースを外す(4)
トップケースを持ち上げ、手前へとひっくり返します。
次にDVDドライブ部とDVDドライブ操作基板を繋ぐフラットケーブルを外します。
コネクタのラッチをマイナスドライバなどで方向に開き、フラットケーブルを外します。写真3枚目がコネクタのラッチが開いた状態です。
ケーブルが外れるとトップケースが完全に外れます。
尚、こちらのケーブルを外さなくともHDDの取り外しは可能です。その場合はメインボードやDVDドライブ、フラットケーブルなどを痛めないよう気を付けて作業をして下さい。
14.HDDを外す(1)
HDDを本体から取り出します。
まず、箇所のテープを剥がしHDDを持ち上げます。
次に写真3枚目のようにIDE端子(HDD接続端子)部分を片手で抑え、もう片手でHDDを持ち、HDDをゆっくりと外します。
端子側をゆっくりと揺らしながら方向にずらす感じで動かします。
15.HDDを外す(2)
取り出したHDDに付いている緩衝材を外し、カバーからHDDを引き出せばHDDの取り出しが完了です。お疲れ様でした。
再装着時の緩衝材の場所は写真を参照して下さい。
また、HDDを新しく交換する場合はHDDに電圧(5Vのみ、5V+3.3V)や型番(MK6025GAS、MK4025GASLが表記されていますので仕様に沿ったものに交換しましょう。写真の場合は東芝MK6034GAX、電圧はDC5Vです。
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玄人志向 セレクトシリーズ mSATA SSD IDE変換アダプター KRHK-MSATA/I9
この世代のレッツノートで使用しているIDEより安価で大容量、供給が安定しているmSATAのSSDが使えるアダプターです。アダプター自体が2.5インチHDDと同じサイズなので収まりも問題なし。CF-W4(40GBモデル)の3.3V仕様対応かは不明ですが…CF-W2で使用しているというレビューもありましたので恐らく対応しているのでは。60GB以上は通常のIDEの仕様なのでOK。何にせよ特殊な商品ですので自己責任です。
SanDisk mSATA SSD UltraII 256GB [国内正規品]メーカー3年保証付 SDMSATA-256G-G25
mSATAアダプターと一緒に使えるSSDです。両方買っても1万円台前半ですので挑戦してみては。512GBモデルもあります。IDEの2.5インチノート最大容量の320GBを超えた容量に。仕様上は動作しますが、くどいようですがあくまでも自己責任でお願いします。
CFD IDE接続SSD CSSD-PMM128WJ2(128GB)
IDE接続レッツノートの延命・修理にお薦めのSSDです。「旧型PCのパワーアップに」とはメーカーさんのコピーですが実際組み込むと衝撃的な速さ。5V、3.3V気にせず使えるので電圧関係の改造不要です。但しSSDはHDDより相性が出やすいので、最終的には自己責任…です。
日立GST Travelstar 5K160(160GB/ATA100/5400rpm/8MB) HTS541616J9AT00
やっぱりHDDでしょ、という方に。割と珍しい160GBモデルです。3.3V仕様には加工が必要ですね。
VESSEL(ベッセル) マイクロドライバー No.9900 -1.8×50
定番の精密マイナスドライバです。信頼の日本製。品質が良いので使いやすいです。
VESSEL(ベッセル) マイクロドライバー No.9900 +00×75
ザ・定番(と個人的に呼んでいる)No.00のプラスドライバーです。No.00としては大きく力が入れやすい&お手頃な値段としっかりした作りでパーフェクト。
Appleのサービスマニュアルでは「Blackstick」という名前にて使用されている工具。静電気を帯電しにくいナイロン製で適度な硬さ、更に両端の片方はヘラ状、もう片方は尖っていてノートや携帯の分解にとにかく便利。こちらはmade in USAのものです。類似品があまりにも多くどれを選んだら良いかわからない、という声にお答えして分解工房公式店でも取扱を始めました。下の緑色のボタンからどうぞ。もちろん記事などで使われている本物です。
CPUの交換、清掃などでグリスを塗り替える時にどうぞ。モノによってはCPUの温度が10℃近く変わる事もあるので軽視してはいけません。色々有りますが評判の良いこちらをピックアップ。
静電気防止用の手袋。基板を直接触る時や乾燥した時期の作業に一つあると安心ですね。Mサイズもあります。
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