6.液晶バックプレートを外す(2)
液晶バックプレートを固定しているネジを外します。
ネジの種類と長さ
長さ1.7mm/頭の径2.2mm
長さ1.2mm/頭の径2.3mm
長さ2.3mm/頭の径2.1mm
尚、iPod touch 第5世代で使われているネジは全て+00番ドライバー用です。
8.バッテリーを取り出す(1)
ロジックボードを固定しているネジ(長さ1.6mm/頭の径2.4mm)を外し、ロジックボードが少し上下に動くようにします。
9.バッテリーを取り出す(2)
バッテリーが本体ケースに固定されているので、ヘラなどをバッテリーの左右からケースの間に潜り込ませて浮き上がらせます。
ここではギターピックを使っています。力を入れすぎるとバッテリーが変形する場合があるので、しっかり固定されている場合は特に気をつけて慎重に外して下さい。
10.バッテリーを取り出す(3)
緩めたバッテリーを手で持ち、ケースの外に出します。
尚、バッテリーのケーブルがロジックボードに直付けされているため、ケーブルは繋がったままケース外に出します。
ケーブル箇所を軸として写真3枚目と同じ向きと位置になる様に取り出します。
この記事に関係がある工具と部品のリストです。リンクをクリックするとAmazonでお買い物が可能です。
iSesamo【iPhone/iPod/iPad対応修理工具】分解工房オリジナルロゴ版
最薄部0.3mmのステンレス製作業用ヘラです。分解工房ロゴ入りのオリジナルモデルです。隙間にねじ込んだり起こしたりケーブルを剥がしたり地味に便利な逸品。定番のヘラセット(約0.5mm)よりも薄いです。
iFlex【iPhone/iPod/iPad対応修理工具】分解工房オリジナルロゴ版
0.3mmの薄さと硬さを両立し、分解工房版も好評なiSesamoの進化版として登場したiFlexです。薄さなんと0.15mmのステンレス製で、iSesamoでも入らなかった隙間にするする入ります。iSesamoより軟らかく、部品への攻撃性が少ないのが特徴。iSesamo程の硬さは無いので役割に応じて使い分けて下さい。全周シールでヘラを入れにくい6s以降のiPhone、ネジではなくツメなどできっちりと固定されているノートPCの開封時などにかなり便利です。
iPhone4対応 iPhone/iPad/iPod分解修理工具セット
割とどこでも手に入るiPhone分解セット。プラスチックの工具と吸盤があるので掲載。ドライバーは…正直あまり。使えるけどお薦めはしません、的な出来です。
Fender ピック×10枚 ティアドロップ MEDIUM-WHT
ごく普通のギターピックですが、薄い、それなりの固さ、値段の安さで便利。分解のお供に。使い終わった後は普通にピックとして使えます。お好きな色のピックを探してあげて下さい。
スリーアキシス(three axis) バキュームリフターミニ2個組 最大耐荷重2kg 15901
撮影でも使っている超強力吸盤です。普通の吸盤で開かないときにどうぞ。強すぎてケーブルごと切る可能性すらあるので取扱注意。割れたパネルの場合は全面を1枚で覆えるテープを貼り付けてから吸盤で引っ張ると外しやすいです。というプチ情報。
「静電気の帯電にデリケートな電子部品、プラスチックの取り扱いに最適。」との事でiPhoneの作業で大活躍。但し、力を入れすぎるとポキッと折れますのでご注意を。先端のスペアも売ってます。
Appleのサービスマニュアルでは「Blackstick」という名前にて使用されている工具。静電気を帯電しにくいナイロン製で適度な硬さ、更に両端の片方はヘラ状、もう片方は尖っていてノートや携帯の分解にとにかく便利。こちらはmade in USAのものです。類似品があまりにも多くどれを選んだら良いかわからない、という声にお答えして分解工房公式店でも取扱を始めました。下の緑色のボタンからどうぞ。もちろん記事などで使われている本物です。
静電気防止用の手袋。基板を直接触る時や乾燥した時期の作業に一つあると安心ですね。Mサイズもあります。
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