Apple iPhoneX
説明:
iPhone誕生から10周年のメモリアル版とも言えるiPhoneXです。横フレームのメタル素材などが初代iPhoneを彷彿させる出来となっています。注目ポイントはホームボタンを廃してほぼ全面を占有し素材も有機ELになったディスプレイ、それに伴って指紋認証のTouchIDの代わりに新方式として採用された顔認証のFaceIDでしょう。手堅く纏めてきたiphone8と比べて、新しい時代のiPhoneとして先進的・挑戦的な機種となっています。
iPhoneXはiPhone7,8などとほぼ同じ大きさの1サイズ展開です。
分解に使用している機種は[iPhoneX 64GB/シルバー/SIMフリー版]です。
1.開封
iPhoneX、前々から言われていた通りかなり生産数が少ないらしく、当方に配達されたのも発売1週間を過ぎた後でした。発売日に手に入れられた方はラッキー、と言ったところだったようです。さて、パッケージはオーソドックスな感じです。パッケージのiPhoneXの日付と時間はiPhoneX発表日と発表時間(おおよそ)らしいです。深夜じゃないの?って思いますけどアメリカ西海岸時間だと前日朝9時なんですね。すごい時差です。
画像クリックで拡大します。(再クリックで拡大画面が閉じます)スマートフォンの方はそのまま指でピンチして拡大してもOKです。
2.画面と本体を分離する
iPhone7/8シリーズ同様に画面と本体を分離します。
ドライバは毎度お馴染みのペンタローブドライバです。当サイト特注の青色軸。
開封時は7から防水のためにがっちりととシールされているのでiSclackを使って隙間を確保、確保したところににヘラを突っ込んでこじ開けます。最早お馴染みの作業。今回若干固いような。いつも使っているiSesamo(0.3mm厚)だとすんなり入らなかったので取りあえずiFlex(0.15mm厚)で隙間確保>剛性があるiSesamoに交換、という形で進めてます。ヒートガンなどで固着力を弱めた方が良いかもしれないですね。
7からは本体右にフロントパネルと本体を接続するケーブルがあるので注意しないと大変な事になります。Xは7/8とケーブル位置が違うので気をつけて。
L字型バッテリーを実現するため?ロジックボードが小さくなりました。ボードが積み重なねる形で実装面積を稼いでる様子。その為コネクタ類が一箇所に集められています。コネクタ類のカバーはY000(tri-point)復活。iPhone8で一度減ったのに意外です。分解工房製ドライバーよろしくお願いします(宣伝)
この記事に関係がある工具と部品のリストです。リンクをクリックするとAmazonでお買い物が可能です。
iPhoneを買ったらまずは保護フィルムです。色々あるので取りあえず売れてるものを選んでみました。本当に色々有り過ぎるので探してみて下さい。
iPhoneを買ったらまずはケースです。さっきも言ったような。これも売れているものを選んでみました。Qi充電対応、落下衝撃吸収、とスペック通りなら良いことだらけ。こちらも色々ありますので好みで探してみて下さい。iPhoneXは落とすと裏面が割れやすい…と言われますので耐衝撃吸収が良さそうですね。
iPhone7/8/X系などで使用されているY000型ネジに対応するドライバー。当サイトの特注品です。日本製のY000ドライバーは17年秋現在これしかないと思います。これがないとiPhone7系、iPhoneXは何も部品が外せません。iPhone8でも頻出。iPhone7/8/X分解の必需品です。
iPhone4~8/Xまで利用出来るペンタローブドライバです。当サイト別注品。もちろん信頼の日本製です。他に市場に出回っている中国製のヤツとは品質が断然違います。これが無いと開きません。
iPhoneの主にロジックボードに使われているアレこと真ん中にネジ穴が開いた平面十字ネジ専用のドライバーを当サイト特注で製作しました。専用ですからズレも無く簡単に廻せてきっちり綺麗に締められます。着磁して使うと組立時の効率がぐんと上がります。修理屋さん、数をこなす方、専用工具の方が安心の方、珍しい工具好きの方などに。日本製です。
【iScrews】【分解ネジマップ/ネジ保管プレート】for iPhone (iPhone X)
iPhoneXのネジが保管出来るネジマップです。iPhone本体のどの部分のネジかが図示されており、また収納用の穴はテープ状になっておりくっついて無くさない設計。ネジ外しが多めの分解にお薦め。
iSesamo【iPhone/iPod/iPad対応修理工具】分解工房オリジナルロゴ版
最薄部0.3mmのステンレス製作業用ヘラです。分解工房ロゴ入りのオリジナルモデルです。隙間にねじ込んだり起こしたりケーブルを剥がしたり地味に便利な逸品。定番のヘラセット(約0.5mm)よりも薄いです。
iFlex【iPhone/iPod/iPad対応修理工具】分解工房オリジナルロゴ版
0.3mmの薄さと硬さを両立し、分解工房版も好評なiSesamoの進化版として登場したiFlexです。薄さなんと0.15mmのステンレス製で、iSesamoでも入らなかった隙間にするする入ります。iSesamoより軟らかく、部品への攻撃性が少ないのが特徴。iSesamo程の硬さは無いので役割に応じて使い分けて下さい。全周シールでヘラを入れにくい6s以降のiPhone、ネジではなくツメなどできっちりと固定されているノートPCの開封時などにかなり便利です。
iSclack【iPhone5~X対応オープニングツール】分解工房オリジナルロゴ版
吸盤とてこの原理を利用してiPhoneやiPadなどのフロントパネルを簡単&安全に開ける工具です。イタリアのメーカーに依頼した当サイト特注のロゴ入りモデルです。割れたiPhoneなどを外しやすくするシール付属。値段は高いですが楽々作業をしたい、またiPadなど外しにくい機種で作業する方に。ケーブルを切りやすいiPhone5sや全周シール仕様のiPhone6s以降の機種に特にお薦めです。ガラス割れ時は付属のシート、若しくは別売りの分解補助シートをお使い下さい。
iHold EVO【iPhone/iPod/iPad対応修理工具】分解工房オリジナルロゴ版
Lightning端子を搭載したiPhone(5以降)を自由な角度で支えることが出来る専用ツールです。横開きのままFPCを外さなければならない7以降の固定、5sやSEのホームボタンの付け外し、他にもL字型での固定など想像以上に作業の自由度が上がります。言葉で説明するよりも写真を見て頂くのが早いと思いますので商品説明ページの写真を見て、使えそうでしたらどうぞ。数をこなす修理屋さんなどにお薦めします。
ガラス割れを起こしたiPhoneはiSclackや吸盤を付けても空気が抜けてしまい引っ張れない事が良く有ります。そこでガラス割れを起こしたiPhoneに貼り付けて開封を補助するシートを作りました。ガラスが割れていて交換時に心配、実際に吸盤などが付かなかった時に。ハサミで切って使えるユニバーサルサイズで5系~6/7/8Plusサイズまで対応。日栄化工さんの高品質シートを採用しています。貼ってある保護フィルムなどは剥がしてからお使い下さい。iSclackの付属シート代わりにも使えます。
iPhone関連のいろんな所で見掛けるプラスチック工具です。あまりに細かい作業が多いので今回はコレを使ってみました。適度な強度ですが先端がすぐダメになるので使い捨てと思って使って下さい。
Fender ピック×10枚 ティアドロップ MEDIUM-WHT
ピックです。ギターなどの演奏に。分解時の隙間の確保や作業補助にも便利です。
Appleのサービスマニュアルでは「Blackstick」という名前にて使用されている工具。静電気を帯電しにくいナイロン製で適度な硬さ、更に両端の片方はヘラ状、もう片方は尖っていてノートや携帯の分解にとにかく便利。こちらはmade in USAのものです。類似品があまりにも多くどれを選んだら良いかわからない、という声にお答えして分解工房公式店でも取扱を始めました。下の緑色のボタンからどうぞ。もちろん記事などで使われている本物です。
「静電気の帯電にデリケートな電子部品、プラスチックの取り扱いに最適。」との事でiPhoneの作業で大活躍。但し、力を入れすぎるとポキッと折れますのでご注意を。先端のスペアも売ってます。
各種ドライバーに着磁(磁力を着けてネジをくっつける)、脱磁(磁力を外す)が出来る便利アイテム。細かいネジの取付に重宝します。
静電気防止用の手袋。基板を直接触る時や乾燥した時期の作業に一つあると安心ですね。Mサイズもあります。
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