12.メインボード上のネジを外す(1)
メインボード上のネジを外します。写真1枚目のネジ(長さ4.8mm/頭の径2.5mm)はマイナスドライバーや専用ドライバーを使って外します。
写真2,3枚目のネジ(長さ2.5mm/頭の径2.5mm)は白いシールにて封印がされていますので、シールを剥がしてからねじを外します。
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13.メインボード上のネジを外す(2)
前工程に続きメインボード上のドックコネクタ付近のネジとアンテナを外します。
ネジ(長さ2mm/頭の径2.7mm)はドックコネクタ接続ケーブルの陰になっていますので、ケーブルを浮かせてから取りましょう。
アンテナ線は写真2枚目のように端子右下あたりのケーブルの下に細い棒などを入れ斜めに浮かせて取ります。
14.メインボードを取り外す
全てのネジが外れた事を確認したら、ドックコネクタ(下)側からメインボードを持ち上げて取り外します。
※スリープボタン(上)側のフレームにメインボードを固定する溝がありますのでスリープボタン側からは取り外せません。
全てのネジが外れている場合は力を入れずに取り外せますので、引っかかりがある場合はSIMカードの抜き忘れやネジの外し忘れが無いかを確認しましょう。
15.フロントカメラを外す
箇所のフロントカメラ固定部品を外し、フロントカメラを取り出します。
写真2枚目箇所に固定部品のツメがありますので、薄い金属ヘラなどを固定部品とカメラの間に差し込み、垂直に起こすようにしてツメを外します。
ツメが外れたらフロントカメラは簡単に取り出せるので、指やピンセットなどでカメラのコネクタ部を摘まんで持ち上げて取り出します。
これでフロントカメラの取り出しが完了です。お疲れ様でした!
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iPhone4用のフロントカメラ部品です。
iPhone4~8/Xまで利用出来るペンタローブドライバです。当サイト別注品。もちろん信頼の日本製です。他に市場に出回っている中国製のヤツとは品質が断然違います。これが無いと開きません。
iPhoneの主にロジックボードに使われているアレこと真ん中にネジ穴が開いた平面十字ネジ専用のドライバーを当サイト特注で製作しました。専用ですからズレも無く簡単に廻せてきっちり綺麗に締められます。着磁して使うと組立時の効率がぐんと上がります。修理屋さん、数をこなす方、専用工具の方が安心の方、珍しい工具好きの方などに。日本製です。
VESSEL(ベッセル) マイクロドライバー No.9900 +00×75
ザ・定番(と個人的に呼んでいる)No.00のプラスドライバーです。No.00としては大きく力が入れやすい&お手頃な値段としっかりした作りでパーフェクト。
Appleのサービスマニュアルでは「Blackstick」という名前にて使用されている工具。静電気を帯電しにくいナイロン製で適度な硬さ、更に両端の片方はヘラ状、もう片方は尖っていてノートや携帯の分解にとにかく便利。こちらはmade in USAのものです。類似品があまりにも多くどれを選んだら良いかわからない、という声にお答えして分解工房公式店でも取扱を始めました。下の緑色のボタンからどうぞ。もちろん記事などで使われている本物です。
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最薄部0.3mmのステンレス製作業用ヘラです。分解工房ロゴ入りのオリジナルモデルです。隙間にねじ込んだり起こしたりケーブルを剥がしたり地味に便利な逸品。定番のヘラセット(約0.5mm)よりも薄いです。
「静電気の帯電にデリケートな電子部品、プラスチックの取り扱いに最適。」との事でiPhone4の作業(と撮影)にも大活躍の一品でした。ただ、力を入れすぎると折れます。先端のスペアも売ってます。
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