20.フレームを外す(2)
液晶ユニットの表(画面)側のフレームを外します。箇所のツメでフレームが固定されていますのでツメを全て外します。
箇所のツメは外側(矢印方向)に向いて出ている形なので矢印の方向から薄いヘラなどを差し込んで起こす様にすると、フレームが内側に撓む形となってツメが外れます。ツメは四辺の真ん中付近から外し始めると良いでしょう。
箇所については次項にて解説します。
21.フレームを外す(3)
前項写真1枚目箇所は他の箇所と逆にツメが内側に向いて出ているので外側から撓ませる形となります。撮影機はかなり固かったため写真2枚目以降の様に内側からヘラでフレームを外に押しつつ、外側から持ち上げて外に撓ませて外しています。なお、それでも前フレームのツメの受け箇所が損傷しました。かなり慎重(もしくはある程度のダメージ覚悟)で進めたほうが良いでしょう。また箇所に拘らず自分の外しやすいポイントを探してそこから外し始めるのが良いでしょう。
全てのツメが外れるとフレームが簡単に外れる様になりますので外して置きます。
25.液晶パネルを外す(4)
液晶パネル接続コネクタのケーブル側を指で摘まんで方向にゆっくりと引き抜きます。取付時は逆にケーブル側から挿入する形ですが、コネクタの端子部分が見えなくなるまでしっかりと填めます。
ケーブルが外れたら液晶パネルの取り外しが完了です。お疲れ様でした!
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0.3mmの薄さと硬さを両立し、分解工房版も好評なiSesamoの進化版として登場したiFlexです。薄さなんと0.15mmのステンレス製で、iSesamoでも入らなかった隙間にするする入ります。iSesamoより軟らかく、部品への攻撃性が少ないのが特徴。iSesamo程の硬さは無いので役割に応じて使い分けて下さい。全周シールでヘラを入れにくい6s以降のiPhone、ネジではなくツメなどできっちりと固定されているノートPCの開封時などにかなり便利です。
iSesamo【iPhone/iPod/iPad対応修理工具】分解工房オリジナルロゴ版
最薄部0.3mmのステンレス製作業用ヘラです。分解工房ロゴ入りのオリジナルモデルです。隙間にねじ込んだり起こしたりケーブルを剥がしたり地味に便利な逸品。定番のヘラセット(約0.5mm)よりも薄いです。
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標準的な+1サイズのドライバ。日本製です。ドライバーの質でこんなにも作業効率や安心感が変わるのかと驚きます。筆者愛用品です。
Appleのサービスマニュアルでは「Blackstick」という名前にて使用されている工具。静電気を帯電しにくいナイロン製で適度な硬さ、更に両端の片方はヘラ状、もう片方は尖っていてノートや携帯の分解にとにかく便利。こちらはmade in USAのものです。類似品があまりにも多くどれを選んだら良いかわからない、という声にお答えして分解工房公式店でも取扱を始めました。下の緑色のボタンからどうぞ。もちろん記事などで使われている本物です。
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