分解工房

SONY PlayStation3(40GB/CECHH00)

マザーボード交換/全5ページ20工程
難易度:ふつう
SONYの家庭用の据え置きゲーム機としては3代目、PlayStation3(PS3)です。PS3初期型からSACD再生などが省かれた40GBモデルにて撮影しています。
PS3は外装や型番が同じでも中の部品構成や分解方法が異なる場合がありますのでご注意下さい。

 

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PS3分解1封印シールを剥がす

1.封印シールを剥がす

配線を全て外し、主電源を切ります。
封印シールを剥がし、封印シールの下にあるゴム足(写真2枚目)の出っ張り部分を摘まんで引き抜きます。

※下部の小さい写真にカーソルを合わせる(またはクリックする)と左側に大きい写真が表示されます。

PS3分解2トップカバー固定ネジを外す

2.トップカバー固定ネジを外す

前工程で取り除いたゴム足箇所の奥にトップカバーを固定しているネジ(T10/長さ12mm)があるのでトルクス10番用ドライバーを差し込んで外します。いじり防止ネジになっているので対応ドライバーを用意して下さい。

ネジが外れたら写真2枚目方向にカバーをスライドして外します。

PS3分解3ミドルカバーのネジを外す

3.ミドルカバーのネジを外す

ミドルカバーのネジを外します。

ネジの種類と長さは以下の通りです。
+2/50mm
+2/30mm

は次工程で使います。

 

PS3分解4ミドルカバーを外す

4.ミドルカバーを外す

ミドルカバーのツメ(前工程写真箇所)を外し、本体後部側からミドルカバーを持ち上げて外します。


 

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  工具&部品リスト 

この記事に関係がある工具と部品のリストです。リンクをクリックするとAmazonでお買い物が可能です。

BUFFALO USB3.0対応 ポータブルハードディスク 1.0TB HD-PCT1TU3-B/N [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)]

FAT32フォーマット済みの外付けHDDです。PS3内データのバックアップなどにどうぞ。PS3は外付けHDDがFAT32フォーマットのみとの事ですので、NTFSフォーマット済みのHDDの場合は一度PC上でのフォーマットが必要ですのでご注意を。

ベッセル(VESSEL) パワーグリップ トルクスドライバー T10H No.B-5400TX

いじり防止ネジ対応のトルクス10番ドライバーです。これが無いと開きません。真ん中に穴が開いているのがいじり防止ネジ対応の証拠です。

ANEX T型ラチェット付ドライバー 8本組 No.5700

+1とか+2とかのドライバー類が見当たらない場合にどうぞ。信頼の国内産で100円ショップとはモノが違います。

AINEX シルバーグリス [AS-05]

CPUの交換、清掃などでグリスを塗り替える時にどうぞ。モノによってはCPUの温度が10℃近く変わる事もあるので軽視してはいけません。色々有りますが評判の良いこちらをピックアップ。

RYOBI ホットエアガン HAG-1550

いわゆるYLODの対処用のヒートガン。これは筆者が使っているリョービ製ですが、YLOD以外に使う予定が無い場合はもっとお安いので良いかもしれません…。

PC/Mac/携帯等修理用ツール Spudger

写真でちょっと出てくるヘラです。Appleのサービスマニュアルでは「Blackstick」という名前にて使用されている工具。静電気を帯電しにくいナイロン製で適度な硬さ、更に両端の片方はヘラ状、もう片方は尖っていてノートや携帯の分解にとにかく便利。こちらはmade in USAのものです。類似品とは硬さが違うのがポイント。



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